簡単なようで意外と難しい?「がんばらない」という生き方

「がんばらない」という生き方

がんばらなくちゃいけないのにがんばれない・・・そんな時もありますよね。でも、がんばれない自分を必要以上に責めてしまうことはやめましょう。たとえば「仕事でミスをした自分にイライラする」という時、ついつい自分を責めてしまいがちです。もちろん仕事上のミスを無かったことにはできませんし、ミスをしたことを自分自身で受け止めることも大切です。

ただ必要以上に自分を責めてしまうと、「もっと完璧にやらなきゃいけない」と、どんどん自分で自分を追いつめてしまうことにもなりかねません。これではかえってイライラする種が増えてしまい、心も穏やかにはなりませんよね。また、仕事でミスをしたことをきっかけに「ミスをするのが怖い」と感じてしまうこともあるかと思います。イライラする場合とは真逆の感情のように思えますが、ミスをすることを必要以上に意識してしまっている点は同じです。

仕事をしていく中では小さなミスも大きなミスも誰にでもあることなのに、自分のことばかりを責めてしまうと、かえって失敗を成功に活かしていくことができなくなってしまいます。そこでオススメしたいのが「がんばらない」という生き方です。ここからは「がんばらない」ことについて見ていきましょう。

間違えやすい「がんばる方向性」

ミスをした自分にイライラしてしまう人、ミスをしたことで落ち込んでしまう人も、がんばりすぎてしまっていることが考えられます。今度はミスをしないように・・・と考えれば考えるほど、万が一ミスをしてしまった時の対処が冷静にできなくなってしまうのです。注意していたのにミスをしてしまった時、イライラしやすい人は「もう絶対にミスはしたくなかったのに!」とますますイライラ感を募らせ、落ち込みやすい人は「またミスを繰り返してしまった・・・」とより気分は塞ぎがちになります。

これではいくらがんばっても空回りになってしまいますし、がんばったことが活かされていない状況ですよね。そんな時は「がんばる」のではなく「がんばらない」という道を選んでみてはいかがでしょうか?がんばっているのにミスをしてしまうという時は、がんばる方向性を間違えてしまっている場合があるのです。がんばらなければいけないと思うから焦りやすくなり、結果としてミスを生んでしまうのです。

その間違ったがんばり方を続けていると、今よりもさらにイライラしやすくなったり、落ち込みやすくなってしまったり、いつまで経ってもいい方向には行けません。だからこそ「がんばらない」という生き方が大切なのです。

「がんばること」を一度リセットしてみて

と言っても、なかなか「がんばらない」というのは難しいですよね。「がんばらなくていいなんてすごく楽だな〜」と最初は感じますが、人は何かとがんばってしまうものです。さらに「がんばらなくていい」などと言われると、かえってがんばりたくなってしまうことがあるのです。

でも、そこで同じやり方でがんばってしまうとまた同じ道を辿ることになります。がんばるならがんばるで新しい方向性でなくてはならないので、まずは今の状況をリセットするためにもがんばることをやめてみましょう。一度リセットさせることで、本当にがんばるべきことやがんばるべき方向性が見えてくるものです。

全くがんばらない生き方をすることは難しいですが、もう一度がんばるために「がんばらない」という道を選ぶことも必要なのです。最近上手くいかない・・・というみなさんは、一度がんばらない生き方をしてみてはいかがでしょうか?