何をしても気分が優れない時はお医者さんに相談してみる方法も

気分の変調がある時は時間を味方にして

最近よくイライラする、気分が落ち込む、でもちょっと時間が経てば元気になる!というみなさんは、特に健康状態に問題はないでしょう。気分にムラができてしまうのは、生きている以上仕方のないことです。毎日生きていく中で少しのことがきっかけで気持ちは変わっていくものです。いい気分の日もあれば、嫌な気分もあることが人生ですからね。今は気分が優れない場合でも時が経てば気持ちはスッキリと変化していくかもしれません。まずは時間を味方にして今をしっかり生きてみましょう。

がんばる時はがんばる、休む時は休む、というメリハリをつけることでも気持ちは随分穏やかになるものです。気持ちを自分で切り替えていくという心がけも大事なので、「最近いいことがないな〜」とか「最近妙にイライラするな〜」と感じている時には、いい方向に気持ちを切り替えていくようにしましょう。

自分が楽しいと思えることをしたり、気持ちがリラックスしたりリフレッシュできたりすることを実践すれば、大抵の気分のムラは解消していけます。みなさんも気分に変化が現れた時には、気持ちのリラックスやリフレッシュを一番に心がけてみてくださいね。

何をしても気分が優れない時には

けれども、イライラ感や落ち込んだ気分が長期的に続くという場合、何もしても気分が優れないという場合には、一度お医者さんに相談してみた方がいいかもしれません。特に今まではリラックスすればすぐに気持ちが切り替えられたのに・・・というみなさんの場合は、明らかに状況変化が現れています。これまで普通に楽しめていたことが楽しめなくなった、何をしても楽しくない、笑えない、いつも気力がない、といったような状態が長期的に続いているような場合は「うつ病」と診断されるケースも多く見られます。

もちろん、こうした状態にある人が全てうつ病というわけではありません。あくまでも可能性の範疇なのですが、何をしても気分が優れないような場合はもしものことを考えて早めにお医者さんに相談しておいた方がいいでしょう。最初は内科などで相談してもいいですが、できれば心療内科や精神科といった心の問題を専門にしているお医者さんに相談することをオススメします。

もしお医者さんに行く時には、病院に行くとは考えずに「自分の悩みを相談する」という気持ちで行くことが大切ですね。悩みを外にさらけ出すことだけでも心は楽になるかもしれませんし、これからどうすればいいか解決法も見つけることができます。

いっしょに暮らす家族に相談することも大切

また、お医者さんに行くのであれば、家族にも相談しておくことも忘れないようにしましょう。特に家族と同居しているみなさんの場合、ひとりだけの問題とは言い切れなくなってしまいます。心の変調はひとりだけの問題として現れているわけではなく、周囲との関わりも含めて現れるものだからです。家族とも相談し、今どのような悩みを抱えているのか、お医者さんに話を聞いてもらってください。その上でこれからのことを考えていきましょう。

心療内科や精神科というとちょっと抵抗があるみなさんも多いかもしれませんが、体に変化が現れるように心にも様々な変化が現われるのです。心の問題を専門に扱うお医者さんはその変化を少しでもいい方向に促していくために手助けをしてくれるところなので、まずは信頼できるお医者さんを見つけて受診してみてくださいね。