◆生活の中で受けるストレスの種類
私達は誰でもいつも様々なところで様々な形の「ストレス」を受けて生活をしていますね。マイナスな使い方をされることが多い「ストレス」という言葉ですが、外部刺激への適応反応を「ストレス」といいます。
実はこの「ストレス」、いくつか種類があることはご存知でしたか?
体の歪みや疲れなどで感じる「構造的(身体的)ストレス」、
栄養不足や排気ガスなどによる「化学的ストレス」、
温度・湿度などに影響される「外気温的ストレス」、
そして一番身近な「精神的ストレス」の4つに分類されます。
「精神的なのは分かるけど、それ以外ってそんなにストレス?」と思われるかもしれません。しかし、精神的なストレスであってもそれ以外のストレスであっても結局受けるのは自分の脳であり、自分の体なのです。
精神的なもの以外でも、脳を含めて体にとって刺激となるものに対して体は適応しようとしますから、当然「ストレス」になるのです。
◆「全体で」ストレスがどれだけ溜まったか
この4つのストレスが体に影響を与える時には「それぞれのストレスがどれだけ溜まったか」ではなく、「全部のストレスをひっくるめてどれだけ溜まったか」がポイントになります。
例えば、ストレスを受けることが出来るあなたのキャパシティが10までだったとしましょう。
パソコンでの仕事で体に歪みが出て「身体的ストレス」が2溜まっています。
仕事が忙しくて偏食がちになり、「化学的ストレス」が2溜まりました。
職場ではエアコンがかなりきいていて「外気温的ストレス」が1溜まりました。
上司や部下とのやり取りで「精神的ストレス」が4溜まりました。
この時点でストレスはピークの9です。
そして家に帰って来てから夫や妻から小言の一言でも言われたらどうでしょう…。
キャパシティを超えてしまった分のストレスは体の異常となって表に出てきます。
想像してみても、「身体的ストレス」や「精神的ストレス」などの別パターンのストレスでもそれぞれの影響力は全く別、とは思えませんね。
◆「ストレス」は全てが悪いわけではない
ストレスが全くなかったならどうでしょう。意外にも快適とは言えません。
冒頭で述べたとおり、「ストレス」とは外部刺激への適応反応をいいます。つまり、ある程度の緊張も適度な運動も体にとっては刺激になるわけです。この刺激は適度にあることで体にもよい影響があります。
刺激があることで身体的にも精神的にも「免疫力」が付きます。様々な刺激を受けることで「免疫力」がつき、問題や悪環境に対処できるように「適応力」が培われるのです。
このように、「ストレス」は溜まり過ぎると良くありませんが、私たち人間にとって不可欠でもあるので、バランスが大切、ということです。
「ストレス」に飲まれて支配されてしまう毎日ではなく、「ストレス」を上手くコントロールし、自分にとってプラスになる毎日を送りたいものですね。
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